農産物紹介

たまねぎ

馬鈴薯

たまねぎの原産地は、北西インド、タジキスタン、ウズベキスタン、天山の西部地域など中央アジアとされています(下図)。

紀元前3,200~2,780年にエジプトで利用されたといわれ、ピラミッド建設従事者がだいこん、にんにくとともに多量のたまねぎを食用していたことが記録されているそうです。

日本へは、1,871年(明治4年)に北海道へ、1,884年(明治17年)頃に大阪へ導入されたものが土着し、「札幌黄」、「泉州黄」として発展、普及しました。

北海道でたまねぎが初めて栽培されたのは、開拓史によって明治4年札幌官園(現在の札幌市北6条西6丁目 現在の札幌駅横ヨドバシカメラのあたり?)で舶来米国種の小麦・てんさい・キャベツ等とともに試作されたのが最初とされています。日本の長い歴史のなかで143年前ですから、新しい野菜でしょうか。

たまねぎはユリ科ネギ属の2年生産物で、1年目に球を形成し休眠に入ります。冬期に低温感応し玉内部に花芽を形成し、翌春に開花結実し種子を生産します。

たまねぎには頼もしいパワーが込められています。そのパワーの源はたまねぎを切った時に涙を流させる辛み成分です。含硫アミノ酸を主成分とするたまねぎは、切ると酵素が働いて辛み成分と反応し、薬効成分へと変化するのです。血液サラサラ、コレステロール低下、発ガン抑制、血糖値上昇抑制と、多彩な健康効果をもたらしてくれます。辛みを抜くために水にさらすと、せっかくの薬効成分も流されてしまいます。

◎たまねぎの選び方
表皮がパリッと乾燥していて光沢があるもの、頭部が細く締まっているもの。

◎保存方法
ネットなどに入れ湿気のない冷暗所に吊るしておくとかなり長持ちします。
冷凍保存は炒めてからにして下さい。

  • お好み焼き風オニオンリング
  • 美玉しょうゆソース
  • 美玉とイカのマリネ
  • 餃子の皮のピザ風おつまみ
  • 丸ごと玉葱スープ
  • オニオンチップ
  • 美幌たまねぎすり身
  • オニオンベーコン串
  • 美玉ねぎの甘酢漬け