
ーVoice.03
玉ねぎの顔は収穫で決まる
水と学びで育む、
美幌の玉ねぎ農業。
【玉ねぎ農家】西島さん
【生産品目】玉ねぎ、ビート、小麦、にんじん
【生産品目】
玉ねぎ、ビート、小麦、にんじん
【作付面積】全体:約35ヘクタール(35町) ビート:約10ヘクタール(10町)
【作付面積】
全体:約35ヘクタール(35町)
ビート:約10ヘクタール(10町)
全国での学びを活かし、
故郷美幌で玉ねぎを育む
全国での学びを活かし、
故郷美幌で玉ねぎを育む
今は玉ねぎを主に作っていて、ビート・麦・にんじんなども栽培しています。生まれも育ちも美幌で、22歳で農業の手伝いを始めるようになり、親の後を継いで経営を本格的に始めたのは36歳からです。
高校を卒業してから、一度滋賀県にある種の専門会社に付属する専門学校に1年間勉強しに行きました。そこでは実際に玉ねぎの種も作っていて、私が美幌で使っている品種もそこで扱っており「これは勉強しに行かなければ」という思いで、一度外に出て専門的に学んでから、美幌に戻ってきました。

美幌の気候がもたらす
「安定した高品質」
美幌の気候がもたらす
「安定した高品質」
美幌の玉ねぎの大きな特徴は、品質が良く、安定していることだと考えています。天候や気候が安定しているおかげで見た目も美しいものができます。消費者の方も、見た目の良さからおいしさを想像いただくことも多いかと思いますが、美幌の玉ねぎは見た目の美しさと品質を兼ね備えていると思います。
私が作った玉ねぎを専門学校時代にできた全国の友人に送り「西島の玉ねぎ美味しいね」と言ってもらえることが一番嬉しいです。美幌のこの土地で育てているからこそ、と思っています。北海道では多くの地域で玉ねぎが作られていますが、やっぱりオホーツクの冷涼な環境、美幌の環境で作った玉ねぎの美味しさには自信があります。


収穫で決まる、玉ねぎの「顔」
年間を通じた玉ねぎ栽培の作業で私が一番大切にしているのは「収穫する時のタイミング」です。これは本当に気を遣うポイントです。
玉ねぎは地面に玉があり根が地中に入っているので、収穫ではまず根を切る「根切り」という作業から始まります。この作業が遅くなると、玉が大きくなりすぎたり形が悪くなったりしますし、地面にいる時間が長いと「泥しみ」がついてしまうこともあります。玉を綺麗な丸にしたいので、そのタイミングを見計らった「根切り」がまず肝心なんです。
それから、根切りをした後も雨が降ったり色々な状況があるんですが、雨が降った直後に玉ねぎを触ってしまうと泥に紛れて玉ねぎがダメになってしまうので、乾いている一番良い時間に収穫するというのもこだわっているポイントです。この収穫タイミングの見極めが、玉ねぎの「綺麗さ」につながると考えています。
皆で協力して、玉ねぎを未来へ繋ぐ


これからの挑戦は、何より気候の変化、特に暑さに負けないような玉ねぎを作っていくことです。水かけなどの工夫も含めて気候変動に対応できる玉ねぎ栽培を追求していきたいです。また、市場からは「早い玉ねぎ・早出しの玉ねぎ」が求められているので、そういった変化にも対応していかなければならないと考えています。
美幌の地域全体としては、私たち農家が共同で利用している施設があるのですが、施設を皆でさらに有効活用し、より美しい箱詰めや、農家にとっても消費者にとってもより良い収穫から出荷といった工程づくりなど、みんなで考えていかなければならないと考えています。自分自身の畑作業だけでなく、その後の工程もみんなで協力して良くしていくことが、全国の皆さんに届ける美味しさにつながり、美幌の玉ねぎの可能性を広げることにつながると信じています。